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欧州市場サマリー(27日)

発行済 2009-10-28 05:16
EUR/JPY
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BP
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     1316GMT       26日

ユーロ/ドル   1.4872      1.4869

ドル/円    92.020      92.200

ユーロ/円   136.88      137.06

               27日終値   前営業日終値

株 FT100 5200.97(+9.23) 5191.74

  クセトラDAX     5635.02(‐7.14) 5642.16

金 現物午後値決め 1036.50 1054.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.235 (+0.020)  0.409(0.400)

独連邦債2年物 1.314(1.385)

独連邦債10年物(12月限) 121.61 (+0.78) 3.266(3.357)

独連邦債30年物   4.047(4.126)

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 <為替> ドルが下落。今週発表される米経済指標が景気回復を示す内容になるとの見

方や、ノルウェー中銀が28日に利上げを発表するとの観測からリスク選好が強まり、ド

ルを圧迫している。

 <株式> ロンドン株式市場は小反発。決算内容が予想を上回ったBPが主導す

る形で大手エネルギー株が上昇し、銀行・鉱山株の下げを打ち消した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は前日1%下落していた。

 エネルギー株が相場を押し上げた。BPは4.8%高。第3・四半期決算の利益は前年

同期比で半減したものの、市場予想を大幅に上回った。

 28日に決算発表を控えるBGグループが0.8%上昇。ロイヤル・ダッチ・シ

ェルが1.7%、ケアン・エナジーが0.8%それぞれ値を上げた。

 ETXキャピタルのシニアトレーダーのミック・ミルズ氏は「BP決算が相場を支援し

た。英企業業績への期待が高まった。ただ依然として、全体的な熱狂を抑制するのに十分

な不透明さが残っている」と述べた。

 今週後半に業績発表を予定している医薬品株にも買いが入った。グラクソ・スミスクラ

インが2.2%上昇した。同社とデンマークのバイオテクノロジー企業ジェンマ

が米当局から白血病治療薬の販売許可を得たことも支援した。

 アストラゼネカは2%、シャイアは0.5%それぞれ値を上げた。

 半面、銀行株は軟調。バンク・オブ・スコットランド(RBS)は8.2%値

を下げた。前日に蘭INGが規制当局の意向に沿う形で事業を2分割し株主割当

増資で75億ユーロを調達する計画を発表したことを背景に、公的資金の注入を受けたR

BSとロイズ・バンキング・グループが欧州委員会から同様の措置を求められる

可能性について懸念が強まった。

 ロイズは6.2%安。バークレイズ、HSBC、スタンダード・チャ

ータードは0.8―3.6%下落した。

 軟調な金属価格を背景に鉱山株にも売りが出た。ベダンタ・リソーシズ、フレ

スニロ、リオ・ティント、エクストラータ、アングロ・アメリカ

、カザキミスが2.1―5.1%値下がりした。

 

 欧州株式市場は4営業日ぶりに反発。値動きの荒い展開となるなか、予想を上回る決

算を発表した大型石油株の英BPがエネルギー株の上昇を主導した。ただ、弱い

米指標を受けて伸び悩んだ。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.14ポイント(0.32%)高

の999.64。一時、最大0.9%上昇したほか、米CB消費者信頼感指数の発表直後

はマイナス圏に落ち込んだ。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.35ポイント(0.01%)高の

2835.17。

 エネルギー株の上げが目立った。BPは4.8%高。第3・四半期決算はコスト削減が

予想以上に奏功し、アナリスト予想を大幅に上回った。これを受けて同社は、通期の留保

目標を引き上げる方針を示した。

 原油先物が79ドルを超えて推移するなか、トタル、ロイヤル・ダッチ・シ

ェル、スタトイル・ハイドロは1.7─2.6%高。

 10月の米CB消費者信頼感指数は47.7と、前月の53.4から低下した。8カ月

ぶりの大幅な低下となり、エコノミスト予想の53.1を下回った。

 オランダの金融グループINGは売買高が大きく膨らんだため取引が停止とな

った。売買停止前は利益希薄化をめぐる懸念から6.1%安となっていた。

 INGは前日、事業を銀行と保険の2部門に分割するほか、株主割当増資で75億ユー

ロを調達する計画を発表し、18%急落した。

 INGの事業分割計画の発表はこの日も他の金融株を圧迫。ロイヤル・バンク・オブ・

スコットランドが8.1%、ロイズ・バンキング・グループが6.2%

それぞれ下落したほか、BNPパリバ、バークレイズ、HSBC

、ソシエテ・ジェネラル、ウニクレディトは0.8─3.6

%安。

 <ユーロ圏債券> 上昇。米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数が予想

以上に低下し、低リスク資産への需要が高まった。独連邦債先物は1カ月超ぶりの大幅上

昇となった。

 10月の米CB消費者信頼感指数は47.7と、前月の53.4(修正)から低下し、

ロイターが集計したアナリスト予想の53.1を下回った。

 独連邦債先物12月限清算値は69ティック高の121.52。1日としては

9月11日(71ティック高)以来の大幅な上昇。一時は10月21日以来の高値である

121.61をつけた。

 1638GMT時点で、独連邦債2年物利回りは約9ベーシスポイント

(bp)低下し1.309%。一時、2週間ぶり低水準の1.298%をつけた。

 同10年物利回りも約9bp低下し3.273%。一時、10月21日以

来の水準である3.26%まで低下した。

 2・10年物の利回り格差はほぼ変わらずの196bp。一時は約1カ月ぶり高水準の

201bpに拡大した。

 独連邦債10年物は米10年債をアウトパフォームし、利回り格差は約24bpと、

2カ月ぶり高水準となった。

 週内に予定されている米・ユーロ圏での大規模な国債入札への懸念が高まっているもの

の、米消費者信頼感の低下によって緩和された。

 米財務省は今週、過去最大規模となる総額1230億ドルの入札を実施する。ユーロ圏

では165億ユーロ規模の入札が予定されている。

 同指標を手がかりに、独連邦債は他の高利回りユーロ圏国債に対してもアウトパフォー

ムした。

 10年物の独連邦債とオランダ国債の利回り格差は28bpと、26bp

付近から拡大。独連邦債と仏国債の利回り格差も28bpに拡大した。

              [東京 28日 ロイター]

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