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再送:欧州市場サマリー(6日)

発行済 2009-11-07 04:56

*7日に配信した記事です。

     1350GMT       5日

ユーロ/ドル   1.4832      1.4880

ドル/円    90.180      90.740

ユーロ/円   133.72      135.02

               6日終値     前営業日終値

株 FT100 5142.72(+17.08)  5125.64

  クセトラDAX     5488.25(+ 7.33) 5480.92

金 現物午後値決め 1096.75 1089.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.280 (+0.025)  0.406(0.400)

独連邦債2年物 1.296(1.319)

独連邦債10年物(12月限) 120.78 (‐0.23) 3.377(3.345)

独連邦債30年物   4.143(4.108)

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 <為替> ドルと円が上昇。10月雇用統計が投資家の失望を誘い、両通貨に逃避的な

買いが入ったという。非農業部門雇用者数は19万人減、失業率は10.2%で26年半

ぶりの水準に悪化した。

 <株式> ロンドン株式市場は3日続伸。さえない米雇用統計を受けていったん下落し

たものの、売られ過ぎたの見方から買い戻された。銀行・鉱山株が上げを主導した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は週間ベースでは2%上昇し、1カ月ぶり好成績と

なった。

 10月の米雇用統計は失業率が10.2%と26年半ぶりの水準に上昇したほか、非農

業部門雇用者数は19万人減少した。

 CMCマーケッツの株式部門主任ジミー・イエーツ氏は「(雇用統計を受けた)当初の

売りは行き過ぎだった。トレーダーの大部分は2けた台の失業率を織り込み済みで、失業

率が10%を割り込んでいた場合は相場は上昇していただろう」と述べた。

 また出来高が少なく薄商いだったことについて「欧米市場はレンジ取引となっており、

下値支持線が試されたものの持ちこたえた。(相場の)変動がいくらかあるが、依然とし

て様子見となっている資金が多い」との見方を示した。

 銀行株が買われた。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

5.3%高。この日発表した第3・四半期決算で損失を半分超削減し、不良債権処理に絡

む減損損失が安定化の兆しを示しているとした。

 ロイズ・バンキング・グループは2.2%上昇。シティグループが投資判断を

「ホールド」から「バイ」に、目標株価を37ペンスから104ペンスにそれぞれ引き上

げた。

 バークレイズが1.3%高。JPモルガンが目標株価を引き上げた。スタンダ

ード・チャータードが2.1%、HSBCが2.5%それぞれ値を上げ

た。

 金価格が1オンス=1100ドルを超え過去最高値をつけたことを背景に鉱山株

に買いが入った。

 アントファガスタが1.6%高。シティグループが投資判断を「バイ」に引き

上げた。リオ・ティント、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)

、エクストラータ、カザキミスが0.5―2.0%上昇した。

 前日上昇していた石油株は軟調だった。米雇用統計を受けた需要懸念から原油価格が下

落したことも圧迫要因となった。

 BP、BGグループ、ロイヤル・ダッチ・シェルが0.6―

1.6%値を下げた。

 

 欧州株式市場はは3日続伸。10月米雇用統計の内容が消化されるなか、当初考えられ

たほど悪い内容ではないとの見方が広がった。銀行株が上昇を主導した。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.00ポイント(0.20%)高

の992.53。値動きの荒い展開となる中、最大995.78に上昇し、979.69

に下落する場面もあった。

 週足では1.7%上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は0.81ポイント(0.03%)高の

2794.25。

 10月の米雇用統計発表後、株価は下落。非農業部門雇用者数は19万人減と市場予想

以上に減少。失業率も10.2%と予想以上に悪化し、26年半ぶりの水準に達した。

 ただ、8・9月分の数字が上方修正されたことを受け、労働市場は改善してきていると

の見方が広がった。

 BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「米雇用統計をめ

ぐり一部混乱が広がったが、市場の焦点は8・9月の上方修正に移った」と述べた。

 銀行株がこの日の上昇分の大半を示した。ロイヤル・バンク・スコットランド

(RBS)は5.3%高。第3・四半期決算は、減損損失が縮小するなか、営業

赤字が前四半期の半分以下に減少した。

 HSBC、BNPパリバ、クレディ・スイス、バークレイ

は1.3─3.3%高。

 一時下落していた鉱山株も上げに転じた。アングロ・アメリカン、アントファ

ガスタ、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、リオ・ティント

、エクストラータは0.8─2%高。

 半面、原油価格が3%下落するなか、エネルギー株に売りが出た。BGグループ

BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルは0.3─1.6

%安。

 <ユーロ圏債券> 長期債が小幅下落。予想以上に悪化した米雇用統計を受けて下落し

ていた株価が持ち直しに転じたことが重しとなった。

 10月の米雇用統計は、失業率が10.2%と26年半ぶりに2ケタ台に突入したほか、

非農業部門雇用者数が19万人減となり、市場予想の17万5000人減を上回って減少

した。

 投資家の間では、米経済回復の強さに対し一定の懐疑的な見方が広がったものの、非農

業部門雇用者数の減少は前月から一段と鈍化したことで、安心感につながったという。

 1635GMT時点で、独連邦債先物12月限は7ティック安、121.00。

米雇用統計の発表直後、121.36の高値をつけた。

 雇用統計を受けて下落していた株価がプラス圏に戻すなか、独連邦債は高値から押し戻

された。独連邦債2年物利回りは4ベーシスポイント(bp)低下し

1.277%。同10年物利回りは1.9bp上昇し3.359%。

 2年債が10年債をアウトパフォームし、利回り格差は209bpに拡大した。前日の

清算値では203bpだった。

 景気回復を反映し、ユーロ圏の一部高利回り国債と独連邦債との利回り格差が縮小した。

イタリアの固定利付債(BTP)10年物と独連邦債10年物の利回り格差は62.8

bpに縮小し、リーマン・ブラザーズが破たんする前の2008年9月初め以来の水準と

なった。

 アイルランド国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差も縮小。139bp近辺と、

リーマン破たん前の水準に迫った。

              [東京 7日 ロイター]

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