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欧州市場サマリー(9日)

発行済 2009-11-10 04:48

     1316GMT       6日

ユーロ/ドル   1.4983      1.4847

ドル/円    89.930 89.910

ユーロ/円   134.77 133.52

               9日終値     前営業日終値

株 FT100 5235.18(+92.46) 5142.72

  クセトラDAX     5619.72(+131.47) 5488.25

金 現物午後値決め 1106.75 1096.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.270 (‐0.005)  0.415(0.406)

独連邦債2年物 1.240(1.296)

独連邦債10年物(12月限) 121.32 (+0.37) 3.319(3.377)

独連邦債30年物   4.089(4.143)

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 <為替> ドルが全般的に下落し、ユーロ/ドルは1.50ドルを超えて上昇した。弱

い内容となった6日の米雇用統計や、先週末の20カ国財務相・中央銀行総裁会議

(G20)は、米政策金利が当分の間低水準にとどまるとの市場の見方を変えるには至ら

なかった。

 G20では為替が取り上げられず、政策担当者はドル安を懸念していないとの観測が広

がった。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸。鉱山・石油株が主導し2週間超ぶりの高値で引け

た。週末開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で景気刺激策を継

続する方針が示されたことを受けて投資家のリスク許容度が高まった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は10月23日以来の高値で引けたほか、単日とし

て10月14日以来の大幅な上昇となった。

 ブルーウィン・ドルフィンのストラテジスト、マイク・レノフ氏は「世界経済が回復す

る一方で、政策金利が今後当分の間現在の水準で維持されるとの強いメッセージを各国中

銀から受け取った」と述べた。

 堅調な金属価格を背景に鉱山株に買いが入った。カザキミス、ベダンタ・リソ

ーシズ、エクストラータ、アントファガスタ、リオ・ティント

が4.3―6%上昇した。

 産金ランドゴールド・リソーシズが4%高。ドル安を背景に金価格が過

去最高値を更新した。

 G20財務相・中央銀行総裁会議で、経済回復が確実になるまで景気刺激策を継続する

方針が示され、銀行株を支援。四半期業績報告の発表を控えるHSBCとバーク

レイズはそれぞれ1.3%、1.9%上昇し、セクターを押し上げた。

 ロイズ・バンキング・グループが0.5%上昇。ロイヤル・バンク・オブ・ス

コットランド(RBS)は6.3%、スタンダード・ チャータード(スタンチャ

ート)は0.8%それぞれ値上がりした。

 石油株も買われた。米原油先物が3%上昇した。BGグループ、BP

、ロイヤル・ダッチ・シェル、タロー・オイルが0.8―2.8

%高となった。

欧州株式市場は4営業日続伸。金融・コモディティ(商品)株への買いが膨らみ、FTS

Eユーロファースト指数は終値ベースでは2週間ぶり高値をつけた。週末の20カ国・地

域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は景気回復が確認されるまで政策支援を継続する

方針を明確にした。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は19.70ポイント(1.98%)

高の1012.23。終値としては10月22日以来の高値となった。また1000を超

えて引けたのは10月23日以来となる。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は65.86ポイント(2.36%)高

の2860.11。

 G20は7日に発表した声明で、危機への協調対応により経済・金融状況は改善したも

のの、世界経済の回復は一様でなく、政策支援に依存しているとの認識を示した。また、

高水準の失業を懸念要因と指摘、景気回復が確認されるまで政策支援を継続する方針も明

らかにした。

 銀行株が主に株価指数の上昇を主導した。

 バークレイズは1.9%高、HSBCは1.3%高、ウニクレディト

は5.3%高。いずれも週内に業績報告を行う。

 BNPパリバ、サンタンデール、クレディ・スイス、ドイ

ツ銀行、ソシエテ・ジェネラルは2.3─4.1%高。

 欧州銀行株指数<.SX7P>は3月安値から165%超上昇している。

 DAX・NEWボラティリティ指数<.V1XI>は4.4%低下し2週間ぶりの低水準をつ

けた。リスク選好の動きが高まっていることが示された。

 保険アリアンツは4.3%高。予想を上回る第3・四半期利益が好感された。

 アリアンツの決算は保険セクター全体を押し上げ、DJSTOXX欧州保険株指数<.SX

IP>は2.7%高。

 プルーデンシャルは5.2%高、アクサは0.4%高。

 製菓大手キャドバリーは0.4%高。米総合食品大手クラフト・フーズ

は、キャドバリーに対する買収提案を敵対的買収に切り替えたが、条件は変更し

なかった。

 ドル安を背景に金現物が1100ドルを超え最高値を更新する中、商品株が値上

がりした。銅や他の金属価格も上昇した。

 鉱山株ではBHPビリトン、アングロ・アメリカン、アントファガスタ

、リオ・ティント、エクストラータは4.2─5%高。

 原油先物が3%超上昇したことで、石油株のBP、ロイヤル・ダッチ・シ

ェル、トタル、スタトイル・ハイドロが高い。

 <ユーロ圏債券> 利回りが低下。週末開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中

央銀行総裁会議で、経済回復が確実になるまで景気刺激策を継続する方針が示されたこと

を受け、刺激策がもたらした潤沢な流動性を背景に債券をはじめ株・金に対する金融機関

の広範な資産買いが継続した。

 欧米の経済指標はまちまちな内容となった。前週6日に発表された米雇用統計では失業

率が1983年以来の水準に悪化した一方、9日発表の9月のドイツ鉱工業生産は予想を

上回る伸びを示した。

 1623GMT時点で、独連邦債先物12月限は前営業日の清算値から37テ

ィック高に上昇。この日の清算値は121.33だった。

 金利動向に左右されやすい独連邦債2年物利回りは4.3ベーシスポイント

(bp)低下し1.249%。同10年物利回りは5.8bp低下し

3.319%。

 2・10年債の利回り格差は前営業日の209bpから207bpに縮小した。

 カリヨン(ロンドン)の金利アナリスト、ピーター・チャットウェル氏は「どこを見て

も相場は上昇基調だがこれは短期的な傾向だ。現在は主要中銀による景気刺激策の撤回が

ないことに金融市場が安堵(あんど)している」と述べた。

              [東京 10日 ロイター]

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