*この記事は20日に配信しました。
1548GMT 18日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
19日終値 前営業日終値
株 FT100 4345.93(+65.07) 4280.86
クセトラDAX 4839.46(+ 1.98) 4837.48
金 現物午後値決め 935.25 940.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 98.860 (+0.000) 0.695(0.705)
独連邦債2年物 1.468(1.546)
独連邦債10年物(9月限) 119.81 (+0.53) 3.497(3.555)
独連邦債30年物 4.318(4.354)
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<為替> ドルが下落。前日発表された明るい米経済指標や堅調な株価を受け、世界経
済の底入れが近づいているとの期待感が強まり、豪ドルなどの高利回り通貨が上昇した。
<株式> ロンドン株式市場は上昇。リスク選好が回復し、石油・鉱山・銀行株に買い
が入った。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は前日比で6月1日以来最大の上昇率となった。た
だ前週12日の終値を100ポイント近く下回った。
株価指数先物・株価指数オプション・個別株オプション取引の決済期限が重なるトリプ
ルウィッチングとなったことから、午前の取引はやや不安定な値動きとなった。
CMCマーケッツのエクイティ部門責任者、ジミー・イエーツ氏は「再び4300の水
準を回復した。過去3カ月間の上昇勢いが失われている可能性もあるが、このように相場
が支えられていることは買われ過ぎではなかったことを示しており、心強いメッセージと
して受け取ることができる」と述べた。
エネルギー株が相場を押し上げた。米原油先物
準で推移した。BP
ッチ・シェル
金属価格の上昇にともない、最近下落していた鉱山株も回復。ロンミン
BHPビリトン
2.0―5.6%上昇した。
投資判断引き上げを背景に前日値を上げたエクストラータ
高となった。英フィナンシャル・タイムズ紙が銀行家の話として伝えたところでは、エク
ストラータの株式3分の1超を保有するスイスの商品取引大手グレンコアが株式上場を検
討している。
銀行セクターは全体としてプラス圏で推移したものの、個別ではまちまちとなった。
バークレイズ
グループ
一方、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
は0.3%それぞれ下落した。
住宅建設のテイラー・ウィンピー
見られたとし、下期に新たな建設地を増やす可能性を示唆した。
欧州株式市場は上昇。最近の経済指標の改善を背景に金融や資源株が買われた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は11.01ポイント(1.29%)
高の861.63。一方、週間では2.7%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は20.33ポイント(0.84%)高
の2434.77。
この日はトリプル・ウィッチングで、株価指数先物、株価指数オプション、個別株オプ
ションの3つの取引が期日を迎えた。
金融株ではサンタンデール GR.PA>、ソシエテ・ジェネラル 欧州連合(EU)首脳は、金融危機の再発防止に向けたさらなる措置で合意。国際通貨 基金(IMF)は2010年の経済成長がこれまでの予想以上に強まる可能性があると指 摘した。 ドイツ銀行による前向きなリポートが支援材料となり保険株も堅調。アクサ は1.1%高。 エネルギー株ではトタル <ユーロ圏債券> 上昇。一時の下げを受け安値拾いの買いが入ったほか、短期債を買 い戻す動きが高まり、2年債利回りは2週間ぶりの水準に低下した。 ただ、この日は主要指標の発表に欠け、国債発行もなかったことから商いは薄く、ほぼ 終日値動きの荒い展開となった。 アイルランド国債はアンダーパフォームし、10年物アイルランド債と独連邦債のスプ レッドは221ベーシスポイント(bp)と約3カ月ぶりの水準に拡大した。アイルラン ドが15年債を新規発行する可能性があるとの観測が背景。同国の当局は、近い将来にそ のような計画はないとしている。 1526GMT時点で、独連邦債先物9月限 一時118.78に下落する場面もあった。 独連邦債2年物 の水準となる1.442%に低下した。 同10年物 2・10年物の利回り格差は前日終盤の204bpから206bp付近に拡大、スティ ープ化が進んだ。 トレーダーは「独連邦債2年物は非常に安定的に推移し、それが相場全体を支えた」と 指摘した。 米・欧州株式市場の上昇による影響は限定的だった。 [東京 20日 ロイター]