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弱いCPI発表の後、金価格が大きく上昇

発行済 2018-09-13 22:02
更新済 2018-09-13 22:02
消費者物価指数発表後、金は大きく上昇

8月の米国消費者物価指数が予想よりも悪い結果となったことを受け、金価格が跳ね上がった。ニューヨーク商品取引所の 金先物は、午後10時時点で0.45%高となり5.50ドル上昇して1トロイオンスあたり1,216.60 となった。一方、ゴールドスポットは、1オンスあたり1,211.40ドルで、5.20ドル(0.4%)上がった。

労働省発表の先月比の消費者物価指数は0.2%と予想の0.3%に届かなかった。

また、前年比でCPIは2.7%上昇したが、7月の2.9%から2.8%へと低下すると予想されていた。
食糧およびエネルギー成分を除外したコアCPIは、0.2%の予測を下回り0.1%となった。

対前年比のコアCPIは2.2%だった。エコノミストは、7月の2.4%を維持すると予想していた。

CPIが食糧およびエネルギーのカテゴリーを除外しているため、連邦準備制度理事会が、長期的なインフレ圧力のより良い指標とみなしている。中央銀行は、通常、2%以下のインフレ率を目指している。

米連邦準備理事会(FRB)は、9月25-26日の政策委員会で金利を引き上げる見込みだ。今年は2回金利を引き上げた。

一方、トランプ政権が中国に貿易交渉再開を呼びかけたことを受けて、投資家は米国と中国の貿易紛争に焦点を当て、世界の2大経済圏の激しい関税紛争が緩和されることを望んでいる。

他の金属の動きでは、銀先物1トロイオンスあたり14.33ドルで、3.7セント(0.3%)上昇した。

プラチナは1.4%増の811.20ドル、パラジウムは0.7%増の971.70ドル。

12月限銅先物は2.5セント(0.9%)上昇して1ポンドあたり2.702ドルとなった。

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