金曜日の金価格はほとんど変化がなかった。ドルも本日午後9時30分に予定される雇用統計待ちで安定して推移している。
ニューヨーク商品取引所のComex部門での12月限金先物は、1トロイオンスあたり午後4時15分時点で前日比-0.05%の1,201.00ドルとわずかに下落している。
米国の予想を上回る経済指標結果と連邦準備制度理事会の利上げ見通しによって米国債の利回りが上昇したことにより、米ドルは今週上昇した。
ドルインデックスは、95.78という最高値をつけた後、午後4時23分時点で0.05%上昇し95.48となった。
米国10年債は、2011年以来の高い利回りとなっている。予想以上の米国経済指標に加え、パウエルFRB議長による12月の利上げ予想を支援するタカ派的なコメントによって上昇した。
債券利回りが上昇すると、利息のない金は投資家にとって魅力が薄れる。また、ドルが上昇するとドル建ての金は他の通貨の保有者にとってより高価になる。