木曜日のゴールドの価格は、米国連邦準備理事会(FRB)が利上げサイクルの一時停止を検討するかもしれないという報道があった影響か、横ばいに推移した。
ニューヨーク・マーカンタイル・取引所12月限月の金先物は1トロイオンス1228.2ドルで変わらなかった。
MNIが「FRBは来年春の早い時期に利上げサイクルを一旦停止する可能性がある」と報じた。
ジェローム・パウエル議長は、先週、海外での需要の減速と財政刺激策の効果の減少、またFRBの過去の利上げによる景気への影響などを考慮し、2019年の金利の引き上げ施策について休止する可能性が高いことを示唆している。
木曜日にロイターが公表した調査結果によると、投資家たちは、米国経済を減速させてまで中央銀行が引き続き金利を引き上げる事が出来るかどうか疑問に感じているようだ。
同レポートによれば、アナリストたちは来年も3回程度利上げが行われ、金利を3.00~3.25%程度に引き上げると予想している。