火曜日のアジア市場では金が下落し、ドルも下落している。トレーダーは水曜日の連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長の演説で、金の方向性を見極めることになるだろう。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所の商品取引所で2月限金先物は、日本時間午後12時30において0.05%下落し、1トロイオンスあたり1228.2ドルとなっている。
パウエルFRB議長は、水曜日にニューヨーク経済クラブに出席し「金融安定監視のための連邦準備制度の枠組み」に関する講演を行う予定だ。FRBはその翌日にFOMCの議事録を発表する予定である。
また、12月に今年4回目の利上げが予想されている。今後のFRBによるタカ派の姿勢はドル高を招き、金のようなドル建て資産は、ドル圏外の投資家にとって高価となってしまう(値を下げる可能性が高い)。
米ドルインデックスは0.06%安で96.920となった。
今週のG20首脳会議では、ドナルド・トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による会談によって米中間の貿易摩擦が緩和されるか注目されている。