木曜日の金価格は高騰しており、逆イールド発生の中で5ヶ月ぶりの高値を付けた。
日本時間午後2時30分時点の、ニューヨーク商品先物取引所(COMEX)の2月限金先物価格は1トロイオンスあたり1244.95ドルで、2.35ドル(0.19%)上昇した。
火曜日に金価格は1247.50ドルを記録し、2018年7月以来の高水準である。
ドルインデックスは0.04%下落し96.970となった。
イールドカーブの逆転によって、経済成長とドルの下落について懸念されるようになった。今週は長期金利が急落したので、2年債と10年債のイールドカーブはフラット化している。イールドカーブのフラット化は景気後退の兆候として考えられている。
また、12月18から19日に行われるFOMCも注目されている。
先週はジェローム・パウエルFRB議長が利上げの鈍化を示す発言をしたことにより、ドルは下押し圧力を受けていた。
FRBのハト派的な姿勢は来年の利上げ回数を不明瞭なものにしている。投資家は今月に0.25%の利上げを予想している。また、投資家はFRBの慎重な発言を、来年の利上げの再検討を意味していると解釈している。