28日の金価格はFOMCを前に上昇し、1300ドルを上回って取引されている。FOMCでは利上げを実施しないと予想される。
日本時間14時12分時点におけるニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物価格は、0.4%高の1302.75ドル。
29、30日のFOMCでは、金利を据え置くことが予想されている。FRBは2019年に2回の利上げを実施する予定であったが、一部のFRB当局者はハト派色を強めている。
一方、米中両国は3月1日までの合意を目指しており、米中貿易協議が今週の焦点となるだろう。
30日、中国当局は米国との貿易協議のためにワシントンを訪問する。ドナルド・トランプ米大統領は、中国製品への追加関税の可能性を言及しており、中国当局は3月1日までに貿易協定を締結しなくてはならない。
先週はスティーブン・ムニューシン米財務長官が、米中両国は貿易面で「大きく進歩している」と述べた。しかし一方で、ウィルバー・ロス米商務長官は、米国が中国と貿易協定を結ぶには「何マイルも何マイルも」遠いとCNBCに対して述べていた。
他方、トレーダーは30日公開の第4四半期の米GDPや31日公開の1月の米雇用統計に注目している。