18日の金価格は下落している。最近の発表されたアジアの経済指標は市場心理を回復し、安全資産とされる金への圧力となっている。
日本時間午後2時30分における、ニューヨーク商品取引所(COMEX)での6月限金先物は 0.22%安で、1273.95ドルとなっている。
金価格は今週1%以上下落し、4週連続の下落となりそうである。金曜日は多くの市場がグッドフライデーのため休場となる。
17日に発表した中国の第1四半期のGDPは予想を上回る結果となった。そして、中鉱工業生産(3月)と中小売売上高(3月)も予想を上回った。
先週では、中国の貿易黒字は予想を上回っていた。
TD証券の商品戦略責任者であるBart Melek氏はロイター通信に対し、「中国のかなり良好なデータによって世界経済の成長鈍化の懸念が大幅に緩和し、リスク選好度が高まることを示唆している」と述べた。
また本日の経済指標の焦点は、欧州での製造業とサービス業の購買担当者指数(PMI)の発表である。