昨夜いくつかの米経済指標が発表され、26日の金価格は上昇している。
日本時間午後6時20分時点で、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の6月限金先物価格は0.32%高の1オンスあたり1283.85ドルとなっている。
米労働省は4月21日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)が37000件増の230000件となったことを発表した。エコノミスト予想である199000件を下回っている。
米商務省は24日、3月のコア耐久財受注数(航空機を除く)が0.4%増となり、アナリスト予想である0.2%増を上回ったことを発表した。
企業の設備投資の先行指標となる3月のコア資本財受注(非国防、航空機を除く)は、1.3%増で予想の0.1%増を大幅に上回っていた。
マーケットの注目は本日午後9時30分に公開される1-3月期米GDPに集まっている。米経済が好調であることが見込まれており、アナリスト予想では2.2%増となっている。
しかし、一部のアナリストは昨年の政府機関閉鎖の影響を指摘している。
「我々は今回の1-3月期GDPの不透明感に注意を払っている。不透明感は主に12月から1月まで続いた政府機関閉鎖によるものである。政府機関閉鎖では80万人の連邦職員への給与の支払いがストップし、税還付の処理や規制当局の承認へ影響が生じた」とABNアムロ(AS:ABNd)のシニアエコノミストであるBill Diviney氏は述べた。