金価格は木曜日のアジア時間を横ばいで推移し、1,300ドルをわずかに下回って取引された。
ニューヨーク商品取引所の6月限 金先物は、午後3時39分時点で0.03%安の1,297.35ドルとなっている。
米中貿易摩擦の高まりによって金価格は先週から上昇したが、トランプ大統領が日本で開催されるG20会議で習近平国家主席と会談し「実りある話し合い」になることを期待すると発表すると上昇の勢いは弱まった。
またトランプ大統領は中国の通信機器大手のHuaweiとZTE(HK: 0763)に関し、米国内での機器販売制限につながる大統領令に署名した。
その後まもなくして、商務省はHuaweiと70の関連会社を、米国企業との取引を禁止する可能性があるブラックリストである「エンティティリスト」に追加したと発表した。
株式市場と米ドルの昨夜の上昇と反比例して金価格は下落したが、サウジアラビアがタンカーやパイプラインへのドローンなどによる攻撃を公表後、中東の地政学的緊張の高まりによって下落は限定された