11日アジア株全般が連れ高となる一方、金先物は1330ドルを割って軟化している。
11日午後4時10分時点で8月限金先物は0.03%安の1328.85ドル。なお10日の金先物は8日続伸となっていた。
米国株式市場はトランプ米大統領による対メキシコ追加関税の無期限延期が好材料となって続伸。またアジア株高となっており、中国株は約2%上昇している。中国人民銀行が10日、地銀の錦州銀行が発行した債券の保有者向けにリスクヘッジ措置を取ったことが好感された。
10日発表された予想を上回る中国の貿易黒字もアジア株上昇を支えている。
FRBは6月19日に開催するFOMC後、政策金利を発表する。
パウエルFRB議長は先週、貿易戦争が招く不況から米国経済を何としても守り、10年近く続いている経済成長を維持すると発言し市場心理を回復させた。