ソーシャルゲーム事業やクライアントワーク事業などを手がけるカヤック (T:3904)は26日、神奈川県が今年度から実施する「SDGsつながりポイントシステム構築業務」を受託したと発表した。
神奈川県は都道府県のなかで唯一、SDGs(持続可能な開発目標)未来都市および自治体SDGsモデル事業に選定されているという。
「SDGsつながりポイントシステム構築業務」とは、神奈川県がSDGsの達成に向けて、地域の社会的課題の解決に向けた活動に、ポイントを通じて、住民、店舗・企業の直接・間接的な参加を促すという事業で、SDGsのさらなる普及促進と地域活性化を目的としている。
カヤックは同事業のシステム構築として、同社が2018年8月から企画・開発を進めているコミュニティ通貨サービス「まちのコイン」が活用されることになったと報告している。
「まちのコイン」はブロックチェーン技術を使い、QRコード介して、ユーザーがポイントを獲得・利用できるコミュニティ通貨サービスであり、ユーザーは地域活動などに参加するとポイントを獲得し、獲得したポイントは加盟店等で利用することができるという(円への換金は不可)。
同社は「まちのコイン」を活用したポイントシステムを、まずは小田原から始め、その後順次、県内の他の地域に広げることを目指すとしており、同システムの実証実験を2019年11月中旬、鎌倉市内で実施する予定としている。
導入時期は2020年春を予定しているようだ。