[シンガポール 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅下落。世界経済の見通しや原油需要への影響を巡る懸念が根強いほか、ロシアが9月も減産目標を順守しなかったことが重しとなっている。
0108GMT(日本時間午前10時08分)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.10ドル(0.2%)安の1バレル=59.32ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.09ドル(0.2%)安の53.69ドル。
中国が前週発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比6.0%増と、1992年の四半期統計開始以降、最低となった。
供給面では、ロシアが20日、9月の産油量が石油輸出国機構(OPEC)との減産合意での想定水準を超えたと明らかにした。
クウェートとサウジアラビアが中立地帯で共同運営する油田での生産再開を協議したことも、供給増加への懸念となった。