[東京 25日 ロイター] - アジア時間の原油先物は4営業日ぶりに下落。景気減速見通しを背景に原油需要を巡る懸念が再燃している。
0122GMT(日本時間午前10時22分)現在、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.30ドル(0.5%)安の1バレル=61.37ドル。前日は1%近く上昇しており、週間では3%超上昇する見通し。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.26ドル(0.5%)安の55.97ドル。前日は0.5%高だった。週間では4.1%上昇する見込み。
原油価格は、米原油在庫の予想外の減少や、石油輸出国機構(OPEC)など主要産油国による相場支援への取り組み強化を巡る楽観的な見方に支援されてきたが、景気先行きや原油需要を巡るリスクが意識された。
世界の中央銀行が金融緩和策を講じているものの、ロイター調査によると、世界経済は回復するよりも減速傾向を強める可能性の方が高いとみられている。