[パリ 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは18日、ECBの金融政策は限界に達していないと述べた。
ECBは9月、利下げや量的緩和(QE)の再開など包括的な追加金融緩和策の導入を決定したが、必要に応じて一段の政策手段をなお有していると指摘。「われわれはもう限界に達したとは考えていないと強調したい」と述べた。
また、英国の無秩序な欧州連合(EU)離脱の可能性は弱まったとする一方、離脱によるアイルランドへの影響を懸念していると指摘。
欧州は財政当局者の間で景気刺激の方法について「幅広い協議」を行う必要があるとも言及したほか、マイナス金利への銀行の対応にも注意を払っていると述べた。