[北京 26日 ロイター] - 中国の劉鶴副首相、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表、および、ムニューシン米財務長官は26日、米中通商協議の「第1段階」合意に関する課題を電話で協議した。中国商務省が発表した。
米中双方は、第1段階の合意に向けて残る課題を引き続き協議することで合意した。
主要な懸念事項についても議論し、関連問題を解決することで意見が一致したという。
中国の鐘山商務相、中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁、および、国家発展改革委員会の寧吉喆副主任も協議に参加した。
第1段階合意は11月にまとまると期待されていたが、ホワイトハウスに近い関係者などは前週、来年にずれ込む可能性があると明らかにした。中国が関税撤廃拡大を求めているほか、米国もそれに対応して要求を強めているという。
米中両政府の当局者や議員、通商専門家などによると、第1段階に続く「第2段階」の合意が実現する可能性も低下している。
*内容を追加しました。