[東京 26日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、米中通商協議の進展期待を受けて上昇した前日の水準からほぼ横ばいとなっている。
0121GMT(日本時間午前10時21分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.01ドル安の1バレル=63.64ドル。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.03ドル安の57.98ドル。
中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は25日、米中通商交渉について「第1段階」の合意が非常に近いと報じた。
JPモルガンはリポートで「第1段階の合意は署名されておらず、内容も依然不明だが、緊張緩和や関税取り下げへの道は市場にとってポジティブだ」との見方を示した。
ただ環球時報は、中国製品に対する関税取り下げの詳細や規模について米中は合意していないとも報じている。
供給面では、石油輸出国機構(OPEC)が12月5日にウィーンで総会を開き、翌6日にはロシアなど非加盟産油国を加えたOPECプラスの会合が開かれる。
OPECプラスは2020年半ばまでの協調減産延長で合意すると予想されている。