💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

OPEC、日量50万バレル減産拡大で合意 拡大会合で詳細協議へ

発行済 2019-12-06 09:45
更新済 2019-12-06 09:49
OPEC、日量50万バレル減産拡大で合意 拡大会合で詳細協議へ

[ウィーン/ロンドン 5日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は5日、ウィーンで総会を開き、現行の協調減産を来年第1・四半期に日量50万バレル拡大することで合意した。ただ3月以降の減産継続を決定するには至らなかった。

OPECと主要産油国を合わせた減産量は現行の日量120万バレルから40%超拡大し、170万バレルとなる。これは世界全体の生産量の1.7%に相当する。

ロシアのノバク・エネルギー相によると、OPECにロシアなど非加盟国を加えた「OPECプラス」の委員会が5日、減産拡大を提言した。

同相は「石油精製品と原油の需要が季節的に減少するため、第1・四半期にはある程度の過剰供給リスクがある」と語った。

合意内容の詳細や、減産量の拡大分を産油国の間でどう分担するかについては6日に行われるOPECプラスの会合で承認される必要がある。

5日のOPEC総会は6時間近くに及び、予定されていた記者会見や夕食会が中止になった。閣僚らは協議した内容について詳細を語らず帰途についた。

クウェートのファデル石油相は、合意したことには言及したが、詳細は明らかにしなかった。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、6日のOPECプラス会合が行われるまでOPECは合意に達したとはいえないと指摘した。

OPECの一部閣僚らは景気減速による需要への影響を懸念し、現行では来年3月までとなっている減産期限を6月までか来年いっぱいまで延長することを主張していた。

5日の総会では期限延長での合意は得られず、サウジとロシアの意向を踏まえ、折り合いを付けた形とみられる。関係筋がこれまでに明らかにしたところによると、ロシアは減産拡大に消極的で、サウジは減産の拡大と延長を望んでいる。

ロシアのノバク氏は、OPECプラスが来年3月に再び会合を開き、政策を見直すと述べた。

ブラック・ゴールド・インベスターズの創業者ゲーリー・ロス氏は、5日の合意により「北海ブレント先物は来年の季節的に軟調な時期に60─65ドルで推移する見込みだ」と語った。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます