[ロンドン 17日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)が公表した12月の機関投資家調査によると、世界経済の成長見通しが大幅に改善し、リセッション(景気後退)への懸念が後退した。
調査はファンドマネジャー約200人を対象に実施。
来年の世界経済について、成長率がトレンドを上回り、インフレ率がトレンドを下回る「ゴルディロックス」(適温)のシナリオを予想した回答者は20%と、7カ月ぶりの高水準に達した。
世界株への配分は前月比10%ポイント上昇し、差し引き31%のオーバーウエートと1年ぶり高水準を記録した。
一方、キャッシュ保有比率は4.2%で、2013年3月以来の低水準となっている。
最も取引が活発だったのは米情報技術(IT)・成長株ロング。次いで米国債ロング、投資適格級社債ロングとなった。