[ソウル 31日 ロイター] - アジア時間の原油先物は、オーバーナイトで付けた約18年ぶり安値から持ち直しつつある。米ロ首脳が30日の電話会談で、国際エネルギー市場の安定化を協議することで合意、市場が好感した。
0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で、北海ブレント先物 (LCOc1)は0.19ドル(0.8%)高の1バレル=22.95ドル。前日の清算値は2002年11月以来の安値だった。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.59ドル(2.9%)高の20.68ドル。前日清算値は2002年2月以来の安値だった。
アクシトレーダーのストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「トランプ大統領がプーチン大統領と協議したのには、おそらくロシアをサウジアラビアとの交渉の席につかせる意図があったのだろう。あるいはロシアへの制裁緩和も念頭にあるのかもしれない」と指摘。「ロシアとサウジの関係改善の兆しは原油市場にとって好材料になる」とした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200331T015734+0000