[ソウル 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。米エネルギー情報局(EIA)が発表した前週の米原油在庫
ただ、新型コロナウイルス感染の第2派に対する懸念が上値を抑制している。
0045GMT(日本時間午前9時45分)現在、北海ブレント先物 (LCoc1)は0.06ドル(0.2%)高の1バレル=29.25ドル。米WTI原油先物 (CLc1)は0.08ドル(0.3%)高の1バレル=25.37ドル。
EIAが13日発表した週間石油在庫統計によると、8日までの週の米原油在庫は74万5000バレル減少。ロイターがまとめたアナリスト予想は410万バレルの増加だった。
キャピタル・エコノミクスはレポートで「米原油市場が最悪期を脱した証拠が補強された」との見方を示した。
世界各国が新型ウイルス感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)を緩和、燃料需要回復期待につながり、原油価格はここ2週間、上昇基調にある。また主要産油国が減産を行い、その結果、需給バランスが平常化するとの見方も市場のムードを好転させた。
ただ、韓国と中国で外出規制緩和後に新型ウイルスの集団感染が確認され、感染の第2波到来への懸念が上値を抑制している。