[ロンドン 15日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)が15日公表したデータによると、13日までの1週間に投資家は、現金や社債保有を増やす一方、株式への投資を減らした。新型コロナウイルスの感染第2波への警戒や世界経済減速への懸念が広がっている。
マネー・マーケット・ファンドには356億ドルが流入し、年初からの流入は1兆2000億ドルに達した。社債には158億ドルが流入した。
一方、株式ファンドからは62億ドルが流出し、新興国市場からの流出(56億ドル)が目立った。新興国市場は13週連続で資金が流出している。
新型コロナ感染拡大による経済への打撃は深刻化するとの見方から、米連邦準備理事会(FRB)も欧州や日本のようにマイナス金利を導入するとの見方が出ている。
バンカメは、マイナス金利が米国で導入されれば、株価は再び安値を試す可能性があると予想している。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200518T014310+0000