[ロンドン 24日 ロイター] - スイスのエネルギー商社大手マーキュリアのデュナン最高経営責任者(CEO)は24日、ロイターに対し、石油市場は7月に供給不足となり、原油在庫は日量約200万バレル減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)措置後、世界経済が回復していることが背景。
デュナンCEOは、原油在庫は政府備蓄分(2億バレル)も含め、昨年より8億バレル多いと述べた。また、需要も今年末までに、新型コロナ危機前の約95%にまで回復すると予想した。
さらに、石油輸出国機構(OPEC)加盟とロシアなど非加盟国で構成するOPECプラスの協調減産に関し、「OPECプラスが減産順守すれば、8月と9月には日量300万バレル程度、在庫を取り崩すことになる」と指摘した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200625T025406+0000