[20日 ロイター] - 米石油大手・シェブロン (N:CVX)のワース最高経営責任者(CEO)は20日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の先行きは不透明で、原油価格と世界の経済活動は「不安定」な状態が続くとの見方を示した。
ワースCEOは、ロイターとのインタビューで「将来の見通しが、今では雲行きが怪しくなっている」とした上で「新型コロナの感染拡大の動向や、有効ワクチン開発の進捗(しんちょく)、政府の政策介入によるリスク管理の取り組みは、いずれも非常に不透明感が高い。環境は流動的で、経済と原油価格の動向は不安定な状態が続くと予想する」と述べた。
ただ、人口増加と温室効果ガスの排出を削減する必要があることから、天然ガス需要は長期的に伸びるとの見方を示した。