[24日 ロイター] - 米石油サービス大手シュルンベルジェ (N:SLB)が24日発表した第2・四半期決算は、大規模な人員削減やエクアドルのパイプライン停止などを受けた37億ドルの費用計上が影響し、2四半期連続の赤字となった。
シュルンベルジェは新型コロナウイルス危機などを受けた企業活動の大幅な低迷で、全社員の2割に当たる約2万1000人を削減。第2・四半期は、退職費用10億2000万ドル、資産価値の減損9億7700万ドル、中南米事業で7億3000万ドルの費用を計上した。
純損失は34億3000万ドル(1株当たり2.47ドル)の赤字。前年同期は4億9200万ドル(同0.35ドル)の黒字だった。費用を除くと、1株当たり0.05ドルの黒字だった。
原油価格は3月と4月の記録的な下落から回復したものの、年初来ではなお約33%下落している。シュルンベルジェは今年、さらに3億ドルの支出削減を計画しており、総額では前年比45%減となる。
ルプェッシュ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナ感染の再拡大により原油価格が近く正常化するという同社の見通しが変わる恐れがあるとした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200724T160005+0000