[北京 23日 ロイター] - 中国の浙江吉利控股集団[GEELY.UL]は23日、電気自動車(EV)に特化した初のプラットフォームを発表した。自社およびパートナー企業がさまざまな車種をより効率的に展開できるようにすることが狙い。
同集団の安聡慧総裁はイベントで、吉利の「サステナブル・エクスペリエンス・アーキテクチャー(SEA)」について、セダン、スポーツタイプ多目的車(SUV)、バン、ピックアップトラックを含め、小型車も大型車もサポートが可能になると説明した。
安総裁によると、SEAの研究・開発に180億元(26億ドル)を投じた。軽量化のためアルミニウムの利用を拡大したほか、安定した運転のため前輪ステアリングシステムを採用している。
同総裁はSEAについて、自動運転やコネクティビティ―を含むより高度なインテリジェントカー技術の開発も可能になるとした。
SEAは寧徳時代新能科技(CATL) (SZ:300750)製造のバッテリーシステム(寿命200万キロメートル)を使用するという。
SEAを基に、「Geely」や「Volvo」を含む9ブランドで自動車を開発する。
また、吉利は発表文で、SEAの共有について他の自動車メーカーと協議していることも明らかにした。
さらに安総裁は、ガソリン車の燃料効率を改善するため、標準的なハイブリッド車を開発することも表明した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200924T080547+0000