[東京 11日 ロイター] - アジア時間の原油先物は1%近く上昇。前日来の上昇基調をさらに強めている。
前日には北海ブレント先物が3月以降初めて1バレル=50ドルに乗せる大幅高となっていた。新型コロナウイルスワクチン接種が開始されたことを受け、来年の原油需要の強まりに対する期待感が継続した。
0121GMT(日本時間午前10時21分)現在、北海ブレント先物は0.45ドル(0.9%)高の50.70ドル。
米WTI先物は0.50ドル(1%)高の1バレル=47.28ドル。
新型コロナウイルス感染者と死者が世界中で増加するなか、ワクチンの臨床試験で好ましい結果が出たことに支援され、原油価格は6週連続で上昇する方向にある。
ANZリサーチはリポートで「ワクチンが広く行き渡れば、現行の財政・金融政策にも支援されて景気回復は加速する。全体相場の上昇は来年も続く」との見方を示した。
米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫が予想外に大幅増となったが、強気相場が続く市場からは材料視されなかった。