[シンガポール 17日 ロイター] - 原油先物価格は17日、一時9カ月ぶり高値を付けた。米原油在庫が先週予想以上に減少したことや、米経済対策が間もなくまとまるとの期待が支援している。
0116GMT(日本時間午前10時16分)時点で、ブレント先物は0.28ドル(0.6%)高の1バレル=51.36ドル。米WTI先物は0.27ドル(0.6%)高の48.09ドル。両先物とも、一時3月初旬以来の高値を付けた。
米エネルギー情報局(EIA)によると、12月11日までの週の米原油在庫は310万バレル減少し、減少幅はアナリスト予想(190万バレル)を上回った。
米連邦準備理事会(FRB)が16日、低金利政策の維持を表明したことや、米議会が追加の経済対策で合意に近いとの期待も相場を支援している。
米国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいることも原油価格を下支えしている。