[東京 7日 ロイター] - アジア時間7日の原油先物相場は底堅く推移。トランプ米大統領の支持者が米連邦議会の建物に侵入したニュースがあったが、市場参加者はサウジアラビアによる自主減産で供給が引き締まる可能性に注目している。
0125GMT(日本時間午前10時25分)現在、北海ブレント先物は0.08ドル高の1バレル=54.38ドル。前日は1.3%高だった。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物はアジア時間の序盤に下落したが、その後上げに転じ、0.11ドル高の50.74ドル。前日は1.4%上昇。
OANDAのシニア市場アナリスト、エドワード・モヤ氏は「WTIはさらに上昇する見込みだ。バイデン次期米政権が米国の原油生産を抑える見通しで、サウジが日量100万バレルの自主減産で供給過多懸念を和らげたと想定され、米ドルの時代が終わりに近い模様だからだ」と分析した。
ドル安は、ほとんどがドル建てで取引される原油に割安感を生じさせる。
一方、米エネルギー情報局(EIA)が6日発表した週報によると、1月1日終了週の米原油在庫は予想より大幅な減少だった。