[6日 ロイター] - 米連邦エネルギー規制委員会(FERC)は5日提出した文書で、英石油大手BPのトレーダーが2008年に天然ガス市場で価格操作を行った問題をめぐり、同社は米財務省に約2440万ドルを支払ったものの、依然、支払額について裁判所で争う意向であることを明らかにした。
FERCは、BPが08年9月半ばから11月30日にかけて、ヒューストンシップチャンネルの天然ガス市場で相場を操作し、天然ガス法に違反したと主張している。
FERCによると、BPは昨年12月28日に罰金を支払ったが、第5巡回連邦控訴裁判所で見直しを求める意向を示している。 BPの広報担当者は、「BPの天然ガストレーダーは市場操作に関与していないというのが当社の主張だ」と語った。その上で、「今回の決定について、控訴裁判所に上訴する考えだ」と話した。