[ドバイ 10日 ロイター] - サウジアラビア総合統計庁が発表した2020年第4・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比3.8%減少した。ただ、前期比では2.8%増となった。
石油部門と非石油部門の内訳は公表していない。
2020年通年では4.1%のマイナス成長となった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)や原油価格の下落、原油の減産が響いた。政府見通しは3.7%減だった。
キャピタル・エコノミクス(ロンドン)は今月のリポートで、第4・四半期のサウジ成長率をマイナス4.8%と予想していた。非石油部門が軟調で、石油部門の生産増を相殺し、マイナス成長をもたらしたとみられるという。
確報値は3月16日に発表される。