[シンガポール 25日 ロイター] - 原油先物価格は25日、4営業日連続で上昇し、約13カ月ぶり高値を付けた。各国の金融緩和策や米国の原油生産減少が相場を下支えしている。
0400GMT(日本時間午後1時)時点で、ブレント先物(4月限)は0.19ドル(0.3%)高の1バレル=67.23ドル。米WTI先物(4月限)は、0.08ドル(0.1%)高の63.30ドル。
一時、ブレントは67.44ドル、WTIは63.67ドルまでそれぞれ上昇し、共に2020年1月以来の高値を付けた。
米連邦準備理事会(FRB)が24日の議会証言で、低金利の長期化を改めて示唆したことから、リスク選好度が高まっている。
米エネルギー情報局(EIA)によると、米南部テキサス州を襲った寒波の影響で、先週の米原油生産は10%以上落ち込んだ。
3月4日には、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国で構成するOPECプラスの会合予定されている。
関係筋によると、原油価格の回復を受け、4月から減産規模をさらに縮小することが議論される見通し。