[北京 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の当局者は、国内の炭素集約型産業からの脱却は、既に投じられた金融資源の再評価につながり、金融にシステミックリスクをもたらす可能性があるとの見方を示した。上海証券報が15日、報じた。
人民銀の王信・研究局局長は上海で最近開かれたイベントで、当局はマクロレバレッジ比率(マクロ全体の債務水準)の変化に細心の注意を払い、金融システムに対してより包括的で正確なリスク評価とストレステスト(健全性審査)を行う必要があると述べた。
金融機関のリスクについて警告を発する柔軟性の高い仕組み作りも検討するとした。