[ワシントン 16日 ロイター] - 米労働省が16日発表した2月の輸入物価は前月比1.3%上昇し、市場予想の1.2%を上回った。1月の伸びは1.4%。原油や商品(コモディティー)価格が値上がりする中、物価の高進傾向が確認された。
前年比では3%上昇と、1月の1%から拡大し、2012年3月以来9年ぶりの大幅な伸びを記録した。
内訳では燃料が前月比11.1%上昇し、1月の9%を上回った。食品は1.6%上昇した。
こうした中、燃料と食品を除いたコア輸入物価は0.3%上昇と、1月の0.9%から鈍化した。
中国からのモノの輸入物価は0.3%上昇。1月の伸びは0.2%だった。資本財と自動車はそれぞれ0.1%上昇。自動車を除く消費財も0.1%の伸びだった。
2月の輸出物価は1.6%上昇。1月の伸びは2.5%だった。農産物は2.9%、非農産品は1.5%それぞれ上昇。全体の輸出物価は前年同月比で5.2%上昇と、1月の2.3%から急拡大し、18年6月以来の大幅な伸びとなった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210316T185046+0000