[ジュネーブ 19日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)の紛争処理小委員会(パネル)が米国による韓国産鉄鋼製品などに対する関税の見直しを勧告していた問題で、通商筋は19日、米政府が最終審に当たる上級委員会に上訴したことを明らかにした。
ただWTOの上級委は機能不全に陥っているため決着のめどは立っていない。
2012年に当時の米オバマ政権は韓国産の大型変圧器に、16年には4種類の鉄鋼製品に関税を課した。韓国はWTOに提訴し、パネルは今年1月、米国は関税を見直すようべきとの判断を示していた。