[東京 29日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅安。エジプトのスエズ運河で座礁し航路を塞いでいる大型コンテナ船の離礁作業が続き、需要サイドでも目新しい材料が乏しい中、比較的落ち着いた値動きとなっている。
0141GMT(日本時間午前10時41分)時点で、北海ブレント先物は0.18ドル(0.3%)安の1バレル=64.39ドル。米原油先物は0.22ドル(0.4%)安の60.75ドル。
いずれも、コンテナ船「エバーギブン」の座礁前とほぼ同じ水準となっている。
座礁船の離礁に向けた掘削・浚渫(しゅんせつ)作業は加速されているが、運河の両端ではコンテナ船やバルク船、石油タンカーなど数百隻が足止め状態となっている。