[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は17日に公表した月報で、6月の米国の主要シェール層7カ所のシェールオイル生産量が3カ月ぶりに増加するとの見通しを示した。
主要シェール層7カ所の6月の生産量は日量2万6000バレル増の773万バレルと予想。最大の生産地であるテキサス、ニューメキシコ両州にまたがるパーミアン盆地での生産が5万4000バレル増の約459万バレルと、2020年3月以来の水準に増加する。
一方、ノースダコタ州とモンタナ州にまたがるバッケン層や、テキサス州南部のイーグルフォード層などの他の主要シェール層の大部分は減少すると予想。バッケン層は約7000バレル減の110万バレルと、20年7月以来の低水準になる見通し。
原油価格の回復を受け、米石油会社は掘削活動を再活性化させたが、投資家からの債務圧縮圧力などを受け、パーミアン盆地以外では掘削活動はなお限定されている。