[東京 18日 ロイター] - 18日のアジア時間の原油先物価格は続伸した。欧米の経済再開への楽観論が、新型コロナウイルス感染拡大や新たな規制措置を受けたアジアでの需要鈍化懸念を上回った。
0231GMT(日本時間午前11時31分)時点で、北海ブレント先物は0.20ドル(0.3%)高の1バレル=69.66ドル。米WTI先物は0.19ドル(0.3%)高の66.46ドル。
前日はともに1%超上昇していた。
日産証券の菊川弘之氏は、アジアでの新型コロナ感染拡大への懸念と、ワクチン接種を受けた欧米での経済再開への楽観的な見方がせめぎ合う中、市場は狭いレンジでの取引が続いたと指摘。また、イランと米国の交渉がイラン産原油の輸出再開につながるという一部の期待で、原油価格の上値を抑えているとの見方も示した。