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原油先物は小動き、投資家はイラン核協議の行方に注目

発行済 2021-05-26 11:26
更新済 2021-05-26 11:27

[東京 26日 ロイター] - 26日の原油先物は小動き。イランの供給が再開すれば過剰供給につながるとの懸念がある一方、米石油協会(API)による週間在庫統計の減少を受けて米燃料需要が高まっているとの期待も出ている。

0102GMT(日本時間午前10時02分)時点で、北海ブレント原油先物7月限は0.05ドル(0.1%)高の1バレル=68.70ドル。米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物7月限は0.02ドル安の1バレル=66.05ドル。

いずれも25日は小幅高となり、1週間ぶりの高値で取引を終えた。北半球で夏季のドライブシーズンが近付いているほか、新型コロナウイルス流行に伴う制限措置の解除で需要が拡大するとの期待が強まった。

2人の市場筋は25日のAPI統計に言及し、米原油・燃料在庫が先週に縮小したと明らかにした。原油在庫は21日までの週に43万9000バレル減少。同筋によると、ガソリン在庫は200万バレル減、留出油在庫は510万バレル減となった。

市場関係者からは、API統計は良好だったものの、投資家の関心はイランを巡る核協議に向いているとの指摘が聞かれた。イラン産原油が市場に回帰すれば影響が大きいためだ。

イラン政府のラビーイー報道官は25日、核合意再建に向けた協議で近いうちに合意に達することを楽観視していると述べた。ただ、同国の首席交渉官を務めるアラグチ氏は深刻な問題が残っているとして、慎重な姿勢を示している。

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