[26日 ロイター] - 世界気象機関(WMO)は26日、地球の気温が今後5年以内に一時的に産業革命前より1.5度上昇する確率は40%で、確率は上昇しているとのリポートを発表した。
パリ協定では30年平均で上昇幅を1.5度に抑制することを目標としている。WMOのターラス事務局長は声明で、段階的にこの水準に近づいていることを示していると指摘した。
リポートは、2021─25年は毎年気温が1度ずつ上昇する公算が大きいと予想。いずれかの年に2016年に記録した最も暑い年を更新する確率は90%とした。
さらに今後5年間は、ほぼ全地域で気温が上昇する公算が大きいとしている。