[東京 20日 ロイター] - アジア時間20日午前の取引で、原油先物は反発している。前日には新型コロナウイルス感染再拡大への懸念に加え、石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」が減産縮小で合意したことを受け、原油先物は約7%下げていた。
0058GMT(日本時間午前9時58分)時点で、北海ブレント原油先物は0.38ドル(0.6%)高の1バレル=69.00ドル。米WTI原油先物8月限は0.49ドル(0.7%)高の66.91ドル。同9月限は約1%高の66.99ドル。
RBCキャピタルマーケッツはリサーチノートで、前日の原油急落について、原油のファンダメンタルズの見通しが大幅に変更されたというよりは、新型コロナのデルタ株を巡る懸念やマクロ的な背景によるところが大きいと指摘した。
OPECプラスは18日の閣僚級会合で、協調減産を8月から12月まで毎月日量40万バレルずつ縮小することで合意した。