[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した7月の粗鋼生産は8679万トンとなり、前月の9388万トンから7.6%減少した。月次の生産量としては2020年4月以来の低水準となった。
当局が二酸化炭素の排出量抑制に向け生産量を昨年並みに維持するという目標を達成するため、生産管理を強化したことが背景。
前年同月比では8.4%減少した。
ロイターが統計局のデータを基に算出した7月の1日当たりの平均生産量は、前月比11%減の280万トン。
政府は6月下旬以降、鉄鋼生産能力と生産量の削減が実行されているかどうかを確認するため、地方自治体や工場に検査チームを派遣している。
統計局のデータによると、1─7月の生産量は前年比8%増の6億4933万トンとなった。