[ドバイ/ロンドン 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」は9月1日の会議で現行の計画を維持し、予定通り小幅な増産を進める公算が大きい。3人のOPECプラス筋が明らかにした。
OPECプラスは今後数カ月、協調減産を毎月日量40万バレル縮小することで合意しており、1日の会議ではこの計画について話し合う。
強力なハリケーンにより米メキシコ湾岸地域の石油生産が停止するとの見方から、原油価格は先週11%以上上昇した。しかし3人のOPECプラスの関係者は、最近の原油価格上昇は一時的との見方を示した。
このうちの1人は「(1バレル当たり)70ドル前後の現在の水準は問題ない。OPECプラスは計画通り日量40万バレルの増産を行う公算が大きい」との見方を示した。
別の関係者は日量40万バレルの増産が9月から実施される可能性が「非常に高い」と語った。