[ロンドン 31日 ロイター] - 8月の石油輸出国機構(OPEC)の産油量が日量2693万バレルと前月から21万バレル増加し、2020年4月以来の高水準に達したことが、ロイターの調査で分かった。産油量は2020年6月以降、今年2月を除き毎月増加している。
OPECの減産順守率は115%と、前月から変わらずだった。
国別ではサウジアラビアの増加幅が最大で日量18万バレル増加。イラクがそれに続いた。また、アラブ首長国連邦(UAE)が4万バレル、クウェートが2万バレルぞれぞれ増加した一方、ナイジェリアは10万バレル減少した。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」は9月1日の会議で現行の計画を維持し、予定通り小幅な増産を進める公算が大きい。OPECプラスは今後数カ月、協調減産を毎月日量40万バレル縮小することで合意しており、1日の会議ではこの計画について話し合う。