[メルボルン 1日 ロイター] - アジア時間1日の原油先物はほぼ横ばい。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」がこの日の会合で増産方針を維持するか注目が集まっている。一方、米製油所はハリケーン「アイダ」による被害状況の精査を進めている。
0125GMT(日本時間午前10時25分)時点で、米WTI原油先物は0.07ドル(0.1%)高の1バレル=68.57ドル。北海ブレント先物は0.05ドル高の71.70ドル。
1日1500GMT(日本時間2日午前0時)に予定されるOPECプラスの会合では、12月まで協調減産を毎月40万バレル縮小する方針を維持するかどうか決定する。
関係筋がロイターに明らかにしたところによると、OPECプラスは現行の計画を維持し、予定通り小幅な増産を進める公算が大きい。
米ルイジアナ州ではハリケーン「アイダ」の影響で製油所が閉鎖されており、米エネルギー省によると、国内製油能力の13%に相当する日量230万バレルに影響が出ている。同時に米メキシコ湾岸では約94%の石油・天然ガス生産がなお停止している。