[ヒューストン 7日 ロイター] - ハリケーン「アイダ」による米メキシコ湾岸の石油生産量の減少規模がハリケーン「カトリーナ」などに見舞われた2005年以降で最大となる見込みだ。
8月29日のアイダ上陸後、湾岸の石油生産は約79%が停止している。累積で1750万バレルの石油生産が失われており、生産停止はなお数週間続くとみられている。エネルギーアナリストによると、アイダの影響により米産油量は2000万─3000万バレル減少する可能性があるという。
ファクツ・グローバル・エナジー(FGE)のコンサルタント、クリスタ・クール氏は、生産停止が「かなりの期間」続く可能性があると述べた。
FGEによると、05年に発生したハリケーン「カトリーナ」と「リタ」による石油生産量の減少は3カ月間で約1億6200万バレルだった。