[上海 8日 ロイター] - 中国の王受文商務次官は8日、米中関係について、気候変動問題や温室効果ガスの排出削減の分野では一致点があるが、そうした協力関係は通商問題と切り離せるものではないとの認識を示した。
アモイで開かれた米中通商イベントで述べた。
同次官は、気候変動分野の協力強化について、米中の温室効果ガスの排出削減につながるだけでなく、経済・通商分野全体の協力強化につながると述べた。
中国の王毅外相は先週、中国を訪問した米国のジョン・ケリー気候変動問題担当大統領特使に「気候変動分野の協力というオアシス」を米中関係全体から切り離すことはできないと発言。
ケリー氏は先週、米中の地政学上の対立が気候変動分野の協力に悪影響を及ぼす可能性があることを認めた。